Siesta

建築・ゲーム・ギター等々のブログです

施工までの流れ

建築の仕事の流れって分かります?

施工の話じゃなくて、受注までの流れってか建物ができるまでっていうか。

超面倒臭いんですよ!

 

建物を作りたい人がいる(発注者)

1.設計できる人にお願いする(設計管理者)

2.施工会社に作ってもらうようお願いする(施工監理者)

3.専門業者を集める(下請け業者)

4.職人と材料を手配する(孫請け業者)

5.建物を作る

大体こんな感じ。

 

なんつーか。経由しすぎ!

中間マージンかかり過ぎ!みたいな。

 

最近は設計施工の会社も多いみたいですけどね。

自分のいる会社も設計施工が7割以上らしいです。

設計施工ってのは設計と施工を同じ会社がやる事です。

 

単純に考えればコストが安くなりますよね。

ただ品質は下がる傾向にあるみたいですよ。

理由は設計者が施工者の身内だから。

すごい単純な言い方をすれば

「面倒だからこうしていい?」→「良いですよー」

ってのがまかり通ってしまうんですね。

勿論これはすごく単純な例ですので!

実際は面倒ってのが理由ってことは無いと思いますけど。けど。けど。

 

話を戻して。

発注者ってのはお客さんですね。これは建物を建てたい皆さんのことです。

出資者とも言うのかな?分かんないけど。

 

お客さんが「こういう建物作りたいです」って設計者に話すわけです。

設計者は「こんな建物でどうでしょう?」って感じで設計するわけです。

ここからです。面倒なのは。

設計者はあくまで計画を専門にしてるので施工はしないんですね。

管理はしますけどね。計画通り建物を作っているかどうかのチェックですね。

 

設計者は自分の設計した建物を建てる施工会社を探します。

俗に言うゼネコン。

探す方は色々あります。特命で指定したり。見積もりとって安いところにしたり。

施工会社が「うちならこの値段でこの図面を実現できます」ってなるわけです。

 

さて、施工会社ですが。施工会社と言うものの、この会社の人が建物を実際に作るわけではないんです。面倒ポイントその1ですね。

 

施工会社は専門業者を探します。

探し方はやっぱり見積りとって安いところを探す感じでしょうか。

大工・鉄筋・コンクリ・鉄骨・内装・防水・タイル・木工・仮設・設備・電気・その他諸々。

これが「下請け業者」ってやつです。

 

さてさてさて。この下請け業者。この会社の人たちが作るのかと言われるとそうではないんです。面倒ポイントその2です。

 

この下請け業者さんが今度は職人と材料を手配するんですね。

手配した職人さんが「孫請け」ってやつです。

この人たちがようやく実際に建物を作るわけです。

 

面倒な事この上ないですね。

責任転嫁しまくってるようにも見えますね。そんな事ないのかな。

 

そんな感じの建設業界です。

経由しまくってるので原価は不明だったりします。